こんにちは、こぼです。
いきなり糖質制限ディスしてすみません。
「ダイエットといえば糖質制限ダイエット！」
そんな声がもはや当たり前の世の中になりました。
かくゆう僕も糖質制限ダイエットについては研究論文、ダイエット成功者の本、漫画、雑誌、Webサイトなど、ありとあらゆる媒体を駆使して徹底的に調べ上げました。
なぜなら、糖質制限ダイエットってめっちゃ痩せるイメージがあるじゃないですか？w楽に簡単に痩せられるならそれに越したことはないじゃないですか？デブは"楽に"って言葉に弱いんです。
ので、耳にタコが出来るほど糖質制限ダイエットという言葉を聞き、目に穴が空くほど糖質制限ダイエットという言葉を見てきました。
そしてある結論を導き出しました。
糖質制限ダイエット、ダメ絶対。
極端な糖質制限ダイエットは悪魔の実と同じ
皆さんは悪魔の実をご存知でしょうか？ワンピースに出てくる面白い果実です。
悪魔の実の効果は、”1つの強力な能力を得る代わりに、一生泳げないというデメリットを背負う”という諸刃の剣のアイテムです。
言い換えるならば、1つの大きなメリットを得る代わりに1つの大きなデメリットを背負う。そんな果実です。
これがまさに極端な糖質制限ダイエットそのものなんです。
確かに極端な糖質制限ダイエット、炭水化物0でダイエットを進めるとそれはそれは凄い勢いで痩せていきます。擬音で表すなら「メキメキ」「ガンガン」「スルスル」あたりが適切でしょう。
100kgのデブなら1週間で10kgは体重を落とせますし、僕のような85kgのデブでも1週間で2～3kgは楽勝で落ちます。
特に初速のインパクトが大きく、何も知らない人はその美味しそうな果実につい手を伸ばしてしまいます。
が、がですよ？極端な糖質制限ダイエットのメリットの裏には大きなデメリットが隠されているのです。
糖質制限ダイエットは痩せづらい体作りの手助けをしている
糖質制限最大のデメリット、それは痩せづらい体作りに一役買ってしまう、です。
確かに糖質制限ダイエットはあなたの予想を遥かに超える、もはや恐怖すら覚える速度感で体重が減っていきます。これは100％です。
「体重の減少という事実があればそれだけでいいじゃないか！」
多くの人は口を揃えてそんなことを言ってくると思うのですが、本当に体重が減ればそれでいいのでしょうか？体から一体何が減ったのか、あなたは自分の体に何が起きたのか気になりませんか？
ダイエットで良くある勘違いが、”体重の減少=脂肪の減少”って理論です。残念ながらそんなに都合よく人体はできていません。
体重の減少は、脂肪と筋肉の両方の減少を意味します。特に、脂肪よりも筋肉の方が比重が重いのは有名です。
理想的なダイエットってのは、食べる量を減らし摂取カロリーを減らしつつ、筋トレをして筋肉量増加に伴う消費カロリーの増加で痩せ、太りづらい体質を作る。これこそがダイエットの理想系です。"運動＋食事"の2つがダイエットにおいては大切です。
が、極端な糖質制限ダイエットは、摂取カロリーを極端にカットして体重を減らす方法です。もちろんそこへ筋トレなどの運動を組み込めば最強なのですが、ダイエット初心者にそれは無理です。
そんな高等技術が最初から使えるならライザップみたいな企業が成り立っているはずはありません。
事実、それができてる人って周りにどのくらいいますか？糖質制限はしてるけど、筋トレはしてないよって人がほとんどではないでしょうか？
ひょっとしたら、高タンパク質な食事だから筋量は落ちない!!とでも勘違いしているのかもしれませんけど、筋肉を形成するタンパク質をふんだんに摂取しても、破壊された筋肉、すなわち吸着する組織がなかったら筋肉はどんどん劣化していきます。
使ってない筋肉はどんなに素晴らしい食事管理をしていても劣化していく一方なのです。
例えば、ベットで寝たきりの人に、糖質制限ダイエットの食事メニューを与えると筋肉は衰えないのでしょうか？
否。
筋肉がやせ細っていくと普通は考えます。ライザップを想像してください。ライザップがなぜ糖質制限ダイエットと筋トレを並行して行うのか。そうです、糖質制限ダイエットだけでは不十分なんです。
つまり、短期的には痩せるけど長期的に痩せられないダイエットが糖質制限ダイエットなのです。
以上のことを時系列でロジック的にまとめると、
- 糖質制限ダイエットで爆発的に体重が落ちる。
- 脂肪と一緒に筋肉も落ちる。
- 筋肉量が落ちると基礎代謝が落ちる
- 基礎代謝が落ちると、カロリーが消費されづらい体になる
- 太りやすい体の誕生！おめでとう！！
こんな感じでデブの沼から脱出できません。
2回目の糖質制限ダイエットの成功率は10%以下
極端な糖質制限ダイエットが地獄の入り口と僕がいうのには様々な理由があるのですが、その1つが糖質制限ダイエットのリバウンド率は90%以上って衝撃の事実です。
そりゃそうです。糖質を永遠と食べない人なんてほとんどいません。だからこそほとんどの人は喜々としてリバウンド自慢をしています(笑)
つまり、必ずもう一度ダイエットをする日が訪れるのです。そして多くの人は前回のダイエットで成功体験をしている糖質制限ダイエットをチョイスすることは間違いないでしょう。
ここで先ほどの話を思い出して下さい。1回目の糖質制限ダイエットで得たものは痩せるという成功体験、そして筋肉のやせ細った太りやすい体です。
言い換えるならば、糖質制限ダイエットで痩せた人は既に痩せずらい体になってしまっているのです。2回目の糖質制限ダイエットは1回目よりも厳しい道のりが待っていることが既に確定しているのです。
そして多くの人は2回目の糖質制限ダイエットがなかなか上手くいきません。当たり前ですよね？前回よりも筋肉が少ない分、体重の減少率に前回のような加速感はありません。
結果が出ないとあなたはどんな行動をとりますか？
「あれっ、おかしいな～。もっと節制しないとっ!!」
そうです、前回よりも無茶な食事制限、極端な糖質制限ダイエットをするようになります。その上で長期戦を覚悟しなければなりません。
当たり前ですが、長期的に糖質制限ダイエットをすると体の免疫力が低下し体が弱ります。そして最後には体調を崩します。
んで、体調を良くするためには栄養を摂取しなければいけません。しかし、糖質制限ダイエット中なので栄養の摂取は困難を極めます。
「体調を崩したらしっかり食べるからいいもん！」という人は、本当にいいんですか？お粥なんて食べちゃって。後悔しませんか？炭水化物なんて摂取しちゃって。
あーあ、この数ヶ月間が無駄になっちゃったな〜。また1からダイエットのやり直しですね。今回はハードモードで済んだけど、次回はベリーハードモードだから頑張ってね～。
と、僕が耳元で囁くのでバランスの良い栄養の摂取は不可能です(笑)
さらに糖質制限ダイエットの勉強中にある興味深い調査を発見しました。
糖質制限をして2000キロカロリー摂取したグループと、糖質ありでバランスの良い食事を2000キロカロリー摂取したグループの体重の減り方、病気のリスクについての2年間の追跡調査です。
結果は、どちらも全く同じ体重の減り方と病気のリスクレベルでした。
ということは、糖質をとっても取らなくても体重に依存するのはカロリーだよね、がすでに証明されているのです。
私は糖質制限ダイエットで痩せた!!って人は、いつも食べている大盛ライスの代わりに、低カロリーのお肉を食べたから痩せたんです。お昼にパスタ2人前を食べていた人が、ブロッコリー1房かじってプロテインを飲んだから痩せたんです。
でもそれって糖質制限のおかげではなく、摂取カロリーが減ったから痩せただけであって、糖質を制限したから痩せたわけではないことが証明されちゃったんです。
デブった理由が糖質だとしても、痩せた理由は糖質を制限したからではなく、カロリーを制限したからなんです。
だったら、わざわざつらい糖質制限ダイエットじゃなくてもいいですよね？そんな茨の道を好き好んで歩く必要はないですよね？
だってみなさんの目標は痩せることなんですから。
極端な糖質制限ダイエットはマジにしんどい
ある日突然、あなたの生活から
- 米
- パン
- ラーメン
- うどん
- そば
- いも類
- スイーツ
- バナナ
- イチゴ
- みかん
- 日本酒
- ビール
- シャンパン
苦楽を共にした盟友が人生から消えたら辛くないですか？その人生にどんな面白みがあるんですか？
お米を食べたい日もあるし、ケーキを食べたい日もあるし、夏の仕事終わりにキンキンに冷えた悪魔的なビールを飲みたいことだってあると思います。
そういった楽しみを捨てなくても痩せる方法はたくさんあるんです。
ゆるい食事制限と、継続的な筋トレをした方がはるかにダイエットは楽ちんです。
さらにさらに言えば、極端な糖質制限ダイエットは寿命を縮めます。
アメリカのメリーランド州のとある博士たちが、バランスの良い食事と糖質制限で偏ったを食事をした場合の寿命について、45〜64歳の成人約42,000人を25年間に渡って研究・追跡調査を行いました。
結果は、糖質制限で偏ったを食事したグループは約4年寿命が縮まりました。
別に信じたくなければ信じなければいいし、信じたければ信じればいいと思います。その辺の受け入れ作業は個人の自由です。
タバコを吸うとガンのリスクが上がって寿命が縮む。もはや誰でも知っている事実です。しかし、それを受け入れてるかどうかは個人の自由ですよね。それと同じです。
しかし、耳の痛いことを見たり聞いたりしておいた方が、今後の人生は幸せ正しい選択ができると僕は信じています。
糖質制限ダイエットは手軽ゆえに人気に火がついた
従来のダイエットはめんどくさいものが大半でした。あれはダメ、これはダメ、と覚えることがたくさんあったのですが、糖質制限ダイエットは基本的に"糖質を食うな！"が大きな柱になります。
主たる例は、米、麺、パスタなどです。馬鹿でもデブでもチンパンジーでも覚えられる手軽さゆえに人気に火がついたのです。
しかしダイエットはさらにシンプルで、(消費カロリー)－(摂取カロリー)の答えが「+」ならダイエットは成功します。
摂取カロリーの中身は、お米が多めでもお肉が多めでもあまり関係はありません。
とは言え、主食がポテチで副菜がかっぱえびせんではさすがにお話になりません。
あくまで基本を最低限守った上でのお話です。
でわまたっ、よいダイエットを！
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でも筋トレって続かないよねｗ
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